2015年11月1日、タイのチャーン･サーキットで世界ツーリングカー選手権(WTCC)第11戦が開催された。タイでのWTCCレース開催はこれが初めてだ。2014年に完成した新しいサーキットだが、コースは滑りやすく、各チームともマシンのセッティングに苦しんだ。
しかし、やはりシトロエン･チームは圧倒的な速さを見せ、J.M.ロペス、S.ローブ、Y.ミューラー、Ｍ．チンホアと予選上位を独占。ホンダ勢はセッティングを決めきれず9、10番手に沈んでいる。レース1ではＪ．Ｍ．ロペスが独走して優勝。そしてローブ、チンホアが続いた。シビックのタルクィーニは後方からスタートし10台を抜いて5位に入賞している。
レース2は午後5時30分のスタートでコースサイドに照明が点灯され、WTCCでは初のトワイライトレースとなった。レースは、シビックのミケリスがポールポジション。3周目にトラブルが発生し、そのままリタイヤ。
そしてローブ、チンホア、ロペスが追い上げ展開も、12週目に「コースが暗すぎる」との判断で、赤旗によりレースが終了した。結果的に、またもシトロエン勢が上位独占という結果に終わった。そしてこの結果、J.M.ロペスが2年連続でのチャンピオン確定した。
WTCC2015関連情報
FIA WTCC公式サイト
ヴィラ・レアル・サーキット公式サイト
シトロエン・レーシング公式サイト
ホンダ WTCC公式サイト
横浜ゴム モータースポーツ公式サイト
