【WTCC 2014】世界ツーリングカー選手権第5戦 ザルツブルクリンク またもシトロエンがレース1&2を制覇

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シトロエンのロペス(先頭)とローブ

2014年5月24日~25日、オーストリアのザルツブルクリンクで行なわれたFIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)第5戦で、シトロエン・レーシングはまたもレース1、レース2ともに勝利を飾った。開幕以来、シトロエンC-エリーゼ WTCCは5大会連続で優勝を続けており、マニュファクチャラーズ、ドライバーズ両選手権ポイントをを大きくリードしている。

ザルツブルクリンクは、第3戦までのテクニカルコースとは異なり、高速コースのためマシンのセッティングも切り替える必要がある。ホンダ勢は第3戦の舞台、ハンガロリンクで2日間テストを行ない、空力とシャシーに少し変更を加えている。しかしハンドリング性能をより高めるためには、根本的にやり直さなければならない部分も見つかったという。

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スターティンググリッドに整列した出場マシン

5月25日、第5ラウンドの決勝レースは晴れ、気温20℃の穏やかな天候に恵まれた。レース1では、予選2位であったシトロエンのイヴァン・ミューラーは、予選トップタイムを記録したシボレー・クルーズのG.モルディベリが予選中に黄旗を見逃して5番手まで降格されたためポールポジションからスタート。ミューラーは15周のレースを通して首位をキープし、今シーズン3勝目を飾った。4番手スタートのホセ・マリア・ロペスは、好スタートで2位になったが。2番手からスタートしたセバスチャン・ローブはスタートで出遅れ4そのままレース1を終えた。

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レース1では第1コーナーでミスしたS.ローブ選手
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レース2で上位からスタートしたシビック勢

 

リバースグリッドで行なわれるレース2は、グリッドの1~4番手をホンダ・シビックが占め、ホンダ有利の状況。シトロエンはロペスが7番手、ローブが9番手、ミューラーが10番手からのスタートとなったが、スタート直後にミューラーは多重クラッシュに巻き込まれリタイア。このアクシデントでレースは赤旗中断となった。レース再開後、ロペスは好スタートから圧倒的な速さで順位を上げ、5周目に4位、6周目に3位、8周目に2位にアップし、ついに13周目にはついにトップを捉え、見事に勝利を獲得した。

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レース1の表彰台。左から2位のT.コロネル(シボレー・クルーズ)、1位のY.ミューラー、3位のJ.M.ロペス。その右はヨコハマ・トロフィーを受賞したF.エングストラー

ザルツブルクリンク・レース結果

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