世界耐久選手権第6戦「セブリング1000マイルレース」 新型コロナウイルスで中止

FIA・WECは2020年3月11日、アメリカのセブリングで3月18日〜20日、開催予定の2019/2020年シーズンの世界耐久選手権(WEC)第6戦「セブリング1000マイルレースを、新コロナウイルスによる感染を防止するため、急遽開催を中止することを発表した。

The Grid, – Lone Star Le Mans – Circuit of the Americas – Austin – USA

アメリカでも新コロナウイルスの感染が拡大しつつあり、トランプ大統領がヨーロッパから米国への米国市民以外の入国を一時停止することを発表した。そのため、FIA・WECは目前に迫ったセブリング1000マイルレースの実行可能性を検討したが、状況を慎重に検討した結果、レースはキャンセルされることになった。戦争中以外でのWECレース開催中止は異例である。

現時点ではドライバー、チームスタッフ、大会委員などのほとんどは、現在ヨーロッパに滞在しており、アメリカ入国が難しく、彼ら不在でレースを開催するのは不可能であり、キャンセルの決定は、3月11日夜遅くに開催パートナーであるアメリカのIMSAのジョン・ドゥナン会長に開催キャンセルを申し入れ承諾された。

なおこのレースのために3月14日〜15日に予定されているWECのセブリング公式テストも実施されず、すでにセブリング・サーキットのパドックに準備されているレースカーとピット設備類は、FIA・WECの手配によりヨーロッパに送り返されることになる。

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