【WEC 2013】第7戦 上海6時間レース アウディが僅差でトヨタを上回り優勝 

WEC - 6h of Shanghai 2013

2013年11月9日、中国・上海で開催されたWEC第7戦、上海7時間レースが開催され、アウディ2台対トヨタ2台の激しい戦いが繰り広げられ、最後の30分間でもまだ勝負の行方は分からない状態だったが、最終的にアウディ1号車(ロッテラー/トルルイエ/ファスラー)がトヨタ7号車に15秒の差をつけてゴールを迎えた。

11月8日の公式予選では、2台体制で参戦したトヨタが1、3番手を占め、アウディは2、4番手となった。しかし、1番手と2番手の差は0.09秒と僅差で、レースの行方はまったく予想できない状態だった。

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WEC 6 Hours of ShanghaiWEC 6 Hours of Shanghai

決勝レースは、昨年も上海で優勝しているトヨタ7号車がポールポジションからスタートを切り、順調に首位争いを展開していたが、残り2時間程のところでピットインして給油後にコースに戻った直後にタイヤがパンクしてしまった。このアクシデントによるタイムロスを取り戻すべく7号車は追い上げたが、最終的に2位でチェッカーを受けることになった。

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デビッドソン/ブエミ/サラザンが乗るトヨタ8号車は、アウディに大差をつけて首位を快走していたが、ゴールまであと1時間半となった時、ちょうど7号車のタイヤがパンクした直後にサスペンションにダメージを受け、リタイアとなった。 7号車はパンクによるタイムロスを取り戻すためにペースを上げ、ゴールの35分前に給油だけのショートストップを行い、トップに立った。しかし、レース後半にアウディ2号車と同じタイヤ選択を行ったアウディ1号車のトルルイエは最後の30分間で驚くべき速さを発揮し、トヨタ7号車を抜き去った。

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アウディは、重要なマーケットである中国という舞台で、初の1勝をあげることができた。またドライバーズチャンピオンを狙ったアウディ2号車は3位でフィニッシュし、デュバル/クリステンセン/マクニッシュがWECドライバーチャンピオンの座を獲得した。なお1号車のドライバー達は昨年、チャンピオンになっており、これでアウディのドライバーは全員がチャンピオン経験者となった。

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↑優勝したロッテラー/トルルイエ/ファスラー選手 ↑2号車がドライバーチャンピオンを獲得

上海6時間レース結果

 

FIA WEC公式サイト

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