スーパーGT 今後の環境対策についてGTA坂東会長が会見 

スーパーGTをプロモートするGTアソシエーションの坂東正明会長は、2022年シーズンが開幕した4月17日(日)岡山国際サーキットで、今後の環境対策、次世代燃料の採用などについて記者会見を行なった。

左)GTA坂東正明会長と右)ハルターマンカーレスジャパンの川本社長

坂東会長からは「10年後も音があるレースをやりたい」ことを目標に、そのためには社会で認められる必要があると考え、次のような施策を行なうことを発表した。

ひとつには現在のスーパーGT500、GT300クラスのマシン開発においてパワーではなく、燃費を、タイヤはグリップではなくロングライフを目指したものを開発するようにお願いしているという。例えばタイヤの交換はしないなどの施策が考えられ、持ち込みタイヤのセット数を削減するなどを実施していくという。

またサーキットにおいてのゴミの削減、再利用の促進を観客とともに行うとし、実験的にゴミの量を数値化し、翌年の削減目標を設定するなど努力していくことなどの施策を説明した。ひとりひとりの削減が大きな削減効果になることで社会貢献していくことを目指すとしている。

そしてレースで使用するガソリンを従来の石油由来から新しい燃料へシフトすることも説明があった。

GTAとスーパーフォーミュラで使用する燃料を「カーボンニュートラル燃料」という名称で使用し、供給元はハルターマンカーレス社が製造する第2世代と言われる原料、バイオ由来の成分を採用して生成される燃料であることを発表した。

ハルターマンカーレス社は特殊燃料を生産するグローバル企業で英国、フランス、北米にある生産工場で作られる商品名「ETS Renewablaze GTA R100」という燃料をGTAに供給する。燃料はガソリンのJIS規格に準拠し、年間8レース、公式テスト2回分が使用される。

現在、トヨタ、ホンダ、日産でベンチテストを行なっており、中間経過では大きな課題はないとされ、スムースに浸透していくことが予想されている。

コストは生産工程で石油からの生成より工程が多いため、高価格になるとされ、その費用負担を自工会に提案しつつ、メーカーやタイヤメーカー、サーキット、チーム、そしてGTAが負担することなどで検討しているということだ。

実験的に8月に開催される鈴鹿GTレース終了後に全チームにCNFを提供し、テストを行う予定ということだ。

世界が脱炭素を目指す中でもカーレースを恒久的に継続させるために、様々な取り組みを行っていく。


The Mortor Weekly

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