ニュルブルクリンク24時間レースに備えての実戦テストの場となるVLN耐久レースシリーズ第4戦が、5月28日にニュルブルクリンクで開催された。
同シリーズの第3戦(5月14日)には出場していなかった注目チームがこのレースには現れた。まずはポルシェ・ワークスが開発した911GT3Rハイブリッドがマンタイ・チームから登場。さらにアウディのワークスチームともいえるチーム・フェニックス、アブト・チームがアウディR8-LMSで出場した。
また前戦と同様に、メルセデスのサテライトチームが繰り出すSLS-AMG・GT3、総合優勝を狙っていると見られるVWゴルフGT24も出場した。
予選では、プライベート・ポルシェGT3R、メルセデスSLS-AMG・GT3、アウディR8-LMSという順位に。そして決勝レースは、ポルシェ911-GT3Rハイブリッド、ポルシェ911-GT3- RSRが1-2フィニッシュとなった。
もちろんこのレースでは、ワークスチームは予選、決勝ともに24時間レースに向けてのセッティングを主目的にしているため、全力でタイムを出しにいってないことは考慮しておかなければならない。
このレースの様子からも、今年の24時間レースはポルシェ、メルセデス、アウディ、VW、BMWという5メーカーが激突することが明らかになり、空前の盛り上がりになることが予想される。