【フォーミュラEシーズン10 第5戦】ジャパン トーキョー 日産が2030年まで同選手権に参戦することを発表し、ガレージツアーを開催

日産は、ABB FIA フォーミュラE 選手権に 2030 年まで継続して参戦すると発表した。日産はコンストラクターとして、2030 年まで同選手権への参戦を表明し、初参戦から 12 年間継続して参戦し続けることになる。

(左)FEのCEOジェフ ドッズ、(中)日産トマソ ヴォルべ、(右)FIA スポーツディレクター マレク ナワレツキ

日産フォーミュラ E チームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは、FIA のシニア サーキット スポーツディレクターであるマレク ナワレツキ氏と Formula E の最高経営責任者であるジェフ ドッズ氏と共に、FIA フォーミュラ E 世界選手権のシーズン13 から 16 までの公式登録書に署名した。

また2026-2027 年に開催されるシーズン 13 から 2029-2030 年のシーズン 16 では、第 4 世代となる「Gen4」マシンが導入され、革新的な電動化技術を開発する舞台として最先端の技術が採用され、エネルギー効率は更に向上し、回生量は最大 700kW、最大出力は 600kW に達する見込みだ。そしてパワートレインエンジニアの西川直志氏からはAWDの導入を提案したいというコメントもあった。

フォーミュラ E は、日産にとって電動化技術を開発する重要なプラットフォームの一つであり、日産の長期ビジョン Nissan Ambition 2030 の実現に向け、2024 年度から 2030 年度の間に計 34 車種の電動車両を投入することを発表。グローバルな電動車両のモデルミックスは、2026 年度に 40%、2030 年度には 60%になる見込みだ。

(左)23号車のサッシャ・フェネストラズ、(中)トマソ・ヴォルべ、(右)22号車オリバー・ローランド

フォーミュラ E 最高経営責任者 ジェフ ドッズは、
「日産が 2030 年までシリーズへの参戦を継続することを大変嬉しく思います。日産と私たちは、グローバルに持続可能性を追求し、電動化を通じてクルマの最高の性能を実現するという価値観を共有しています。日産のようなグローバルなブランドがシリーズ開催国やその他の国において、大きな存在感を示すことは、より多くの観客にシリーズをアピールできるだけでなく電動化技術の世界的な普及にも大きく貢献すると確信しています。今後も日産の活躍に期待しています」と語った。

ガレージツアーを実施

そしてレース前日の金曜日には日産ガレージツアーを開催し、報道陣にフォーミュラEの基本情報を含め説明があった。改めて確認するとGEN3マシンのシャシーは共通でボディも共通。空力を含め変更は不可になっている。タイヤはミシュランからハンコックに変更され、バッテリーは41kWhだ。またフロントにも250kWの出力を持つモーターを搭載しているが、駆動はしておらずエネルギー回生専用になっている。

そしてGEN2まではサスペンションは競争領域だったが、GEN3は共通となりダンパーはZF製が提供されている。ただし、アーム類など一部競争領域が残されている。そして従来どおり、モーター、インバーター、減速機は競争領域として日産オリジナルのパワートレインを搭載。これはマクラーレンチームにも供給しているユニットになる。

チームはフリープラックティスで走行したデータをピットで吸い上げ、そのデータはパリにあるシミュレーション技術部に送られる。そして最適なエネルギーマネージメントプログラムの確認と修正が行われるという。ただし、ピットのエンジニアが最適データに書き換えることは禁止されているため、修正指示を無線でドライバーに伝え、ドライバーはステアリングにあるスイッチで設定を変更することになる。

センターにあるダイヤルで設定変更のゾーンに入り、10タイプの設定がある。さらに1タイプにつき20のオプションが存在し、1つのオプションに3段階のレベル設定がされているという。そのため、最大600パターンの組み合わせの中から最適設定へ変更することになる。

ステアリング上部にあるダイヤルは回生エネルギーの減速度を変更するダイヤルで、6段階の中から各コーナーごとに減速度を選択してレースを行なっている。他にはアタックモードのスイッチ、バーンナウトモード、FCY、ピットレーンリミッターなどのボタンがついているのだ。

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