自動車技術会 9月5日〜9日に「第15回 全日本 学生フォーミュラ大会」を開催

2017年7月3日、自動車技術会は9月5日〜9日に静岡県・小笠山総合運動公園(エコパ)で「第15回 全日本学生フォーミュラ大会」を開催すると発表した。この大会には内燃エンジンクラスが82チーム、EVクラスが15チーム参加する。

大会の説明を行なう大会副委員長・窪塚孝夫氏
大会の説明を行なう大会副委員長・窪塚孝夫氏

第15回大会となる今回から、レギュレーションが内燃エンジンは610ccから710ccになったこと、競技の配点数が変更された、など一部見直しされている。また、競技や技術審査するための時間的な要素から、参加チーム数を98チームに限定することになっている。

第15回 全日本学生フォーミュラ大会 本大会の主なレギュレーション変更

今回の参加チームは、内燃エンジンクラスが82チーム、EVクラスのチームが15チームで、EVクラスの参加チームは2016年の13チームから増加し、過去最高となっている。今回は中国学生フォーミュラ大会のEVクラストップ3チームの、同済大学、ハルピン工科大学、遼寧技術大学が参戦し、日本勢と戦う点が注目されている。

第15回 全日本学生フォーミュラ大会 日本大会の参加者数の推移

また内燃エンジンクラスには、中国、台湾、インドネシア、タイ、バングラデシュ、インド、オーストリアなど海外チームも参加しており、特にオーストリアのグラーツ工科大学チームは、これまでも日本で異次元のパフォーマンスを発揮しているので注目だ。

日本自動車大学校のマシン(手前)と茨木大学チームのマシン
日本自動車大学校のマシン(手前)と茨木大学チームのマシン
茨木大学チームはハスクバーナ単気筒エンジンを搭載
茨木大学チームはハスクバーナ単気筒エンジンを搭載

発表会では、大会に関する説明の後、横浜国立大学、日本自動車大学校、早稲田大学、茨木大学の各チームのプレゼンテーションが行なわれ、日本自動車大学校と茨木大学チームの開発中のマシンも展示された。

第15回 全日本学生フォーミュラ大会 横浜国立大学チームのマシン
横浜国立大学チームのマシン
第15回 全日本学生フォーミュラ大会 日本自動車大学校チームのマシンFFN8号機 コンセプト
日本自動車大学校チームのマシン
第15回 全日本学生フォーミュラ大会 早稲田大学・理工学部のサークルチームのマシン
早稲田大学・理工学部のサークルチームのマシン
第15回 全日本学生フォーミュラ大会 茨木大学チームのマシン 今年度のIUR
茨木大学チームのマシン

第15回 全日本学生フォーミュラ大会 参加チームリスト

■第15回 全日本学生フォーミュラ大会・開催概要

日程:9月5日〜9日
場所:小笠山総合運動公園・特設会場(静岡県 掛川市)
問合わせ先:大会事務局 formula@jsae.or.jp

全日本学生フォーミュラ大会 公式サイト
自動車技術会 公式サイト

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