2016年5月25日~27日の3日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、自動車技術会が主催する「人とくるまのテクノロジー展」、学術講演会が開催された。
最新自動車技術のショーケースとなっている「人とくるまのテクノロジー展」には過去最多の538社が出展し、通路を行き交う人達で賑わった。毎年開催される同展示会は、主に自動車関連企業を対象にしたもので、今回の主催者特別企画では、「いつまでも、くるまにワクワク、ドキドキ、ときめきを」をテーマに、自動運転が間近に迫る今、「走る・曲がる・止まる」という運転の楽しさはどうあるべきか、それを実現するための技術とはどのようなものか?を各社の展示と学術講演により多くのエンジニアたちにプレゼンテーションされた。
自動車エンジニア、研究者が最新の研究成果を発表する「学術講演会」は、96セッション、442編(英語85編)の論文発表が行なわれた。また、同時に開催された電気自動車と自動車用パワーエレクトロニクス分野の国際会議「EVTeC & APE Japan 2016」では、98編の論文発表が行なわれた。なお3日間の合計来場者数は8万7375名と前回を大きく上回った。
特別企画展示として、「我々をワクワク、ドキドキさせた技術の今昔」として、「たま電気自動車」、「トヨタ・スポーツ800」、「セドリック 4ドア・ハードトップ ターボ ブロアム」、初代「プリウス」、「MIRAI」のカットモデルなども展示された。
なお、注目の展示内容は別記事で随時、掲載予定だ。