F1グランプリ 開幕戦「オーストラリアGP」ドタキャンの経緯【新型コロナウイルス】

新型コロナウイルスの感染拡大がモータースポーツの各カテゴリーに大きな影響を及ぼすという未曾有の事態になってきた。開催予定の2020年F1グランプリ・シリーズの開幕戦となる「オーストラリア・グランプリ」はメルボルンのアルバート・パーク・サーキット:3月14日〜15日で、当初は予定通り開催されることになっていたが、3月12日の深夜から13日の早朝のFIA、主催者、各チーム代表らの会議において開催の中止を決定した。

中止までの経緯

もちろんレース関係者、ドライバーたちはすべて現地入りしていたが、3月11日にマクラーレン・チームの1名が体調を崩し、新型コロナウイルス検査を行なっていた。そして12日夕方に、検査の結果が出て陽性と判定された。これを受け、マクラーレン・チームはオーストラリア・グランプを欠場することを発表した。

マクラーレン以外のチームでも8名のメンバーが現地で体調を崩し、隔離休養を続けており、感染の疑いが高まっていた。

マクラーレンの欠場発表が現地時間の12日の午後10時半で、F1およびFIAの開催中止の正式発表は公式練習走行のスタートが迫る13日午前10時とまさに急遽の決断となり、現地は大混乱となっている。開催中止の要請は現地の保健当局からもあったといわれる。

なおオーストラリア・グランプリは、中止か延期かは決定されていないが、アルバート・パークは公道を使用するコースのため、再開催の決定はかなり難しいと見られている。

第2戦は3月22日にバーレーン・グランプリが開催されるが、この第2戦は無観客開催が先週発表されている。だが、チームの関係者に感染者がでていることから、一部チームの欠場、あるいは開催中止も予想される。また4月に予定されていた第4戦の中国グランプリははすでに延期が決まっている。

F1グランプリも新型コロナウイルス感染拡大で、かつてない事態に陥っており、シーズンのレース・スケジュールは大幅な見直しも想定されている。

Twitter:https://twitter.com/autoprovenet
facebook:https://www.facebook.com/autoprovepage/
Youtube:https://www.youtube.com/user/autoprove/

F1 公式サイト

ページのトップに戻る