
2018年1月12日、富士スピードウェイは「ピレリ スーパー耐久シリーズ 2018」の第3戦となる「富士SUPER TEC 24時間レース」のレース概要を発表した。市販のGT、ツーリングカーによる24時間耐久レースは、十勝スピードウェイ1994年〜2007年で開催された歴史があるが、11年振りに富士スピードウェイに場所を移して復活する。
レース・スケジュールは、5月31日が専有走行、夜間練習走行が行なわれ、6月1日がフリー走行、公式予選、6月2日の15時に決勝レースのスタートが切られ、6月3日の15時にゴールを迎える。決勝の出走台数は70台、チームのドライバー登録は3名〜6名。またこの24時間レースに備え、3月3日、5月8日に公式テストも行なわれ、21時までの夜間練習走行も実施される。
富士スピードウェイは24時間レースを開催するにあたり、コースサイドに通常のフラッグ信号に替えてLEDパネル型の信号機を導入している。また24時間の走行データを計測するため、計時システムを一新し、見やすく一画面での情報量のより多い、計時モニターも導入するなど、24時間レース用の設備を新規に導入している。


車両は、GTクラスはメーカー指定の低騒音レースマフラーに、スーパー耐久クラスは最高騒音105db以下に抑えられる。
また24時間レースとあって、観客は24時間レースがスタートする土曜日からゴールする日曜日までの滞在ができ、レース中にキャンプやバーベキューなどを楽しみながら観戦できる方式を採用。

その他に、地元の静岡県・小山町が「小山町モータースポーツ協力会」を設立し、地元の人々、周辺企業が参加し、24時間レースを町ぐるみでバックアップ。レクリエーション施設への誘致活動や、地元特産品提供ブースの出展など、さまざまな地域とのコラボレーションが計画されている。

