2014年6月30日、自動車技術会で9月2日~6日に、静岡県・小笠山総合運動公園で開催される第12回・全日本学生フォーミュラ大会の開催概要が発表された。
全日本学生フォーミュラ大会は、アメリカ、ヨーロッパ、日本/アジア、オーストラリアの各地域で共通の規則(フォーミュラSAE)で行なわれている大学生チームによる「ものづくり・デザインコンペティション」。
ゼロからフォーミュラカーを企画・開発し、最終的には走行性能を競うという「学生が自分たちで構想・設計・製作する車両による競技会」で、産・学・官・民がこれを支援し、自動車技術や産業の発展に貢献できる人材を育成するという目的で開催されている。
今回のエントリーは合計96チームと、過去最大規模になる。内訳は内燃エンジンクラスが88チーム、EVクラスが8チーム。内燃エンジン車は610cc以下の4サイクルエンジンを搭載とし、EVクラスはバッテリーの出力を85kW以下、モーター作動電圧は600V以下、エネルギー回生付きというレギュレーションになっている。
海外からは中国が3チーム、タイが3チーム、インドネシアが3チーム、インドが5チーム、その他に台湾、ベトナム、イラン、マレーシア、そして強豪のドイツのドルトムント大学チームも遠征してくる。
会場は例年通り静岡県・小笠山総合運動公園(エコパ)で行なわれる。入場は無料で、一般はもとより地元の中学生、高校生など誰でも見学できる。
なお、記者発表会には関東の横浜国立大学チーム、千葉大学、上智大学の3チームが出席し、2014年型マシンのプレゼンテーションを行なった。
■第12回 全日本学生フォーミュラ大会・開催概要
日程:9月2日~6日
場所:小笠山総合運動公園・特設会場(静岡県 掛川市)
問合わせ先:大会事務局 Email formula@jsae.or.jp