トヨタは2021年6月1日、ハイブリッドシステムを搭載するノア、ボクシー、エスクァイア、プリウスα、レクサスCT200h、ダイハツ・メビウスなど10車種のハイブリッドシステムの電気制御に不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は市場からの385件の報告によるもので、ハイブリッドシステムの電力変換モジュール(DC-DCコンバーター)制御基板の電気ノイズ耐性不足により、高電圧回路の電圧変動で発生する電気ノイズを電源制御回路が異常と誤検知し、瞬間的に停止する場合があるというものです。
そのため、電源電圧が一瞬低下してエンジン警告灯の点灯とともに、一時的な動力損失が発生する恐れがあります。
対策は該当車両の電力変換モジュールを点検し、対象となるものは対策品に交換することになります。
該当車両は2020年11月~2021年4月までの間に生産されたノア、ボクシー、エスクァイア、シエンタ、プロボックス、JPNタクシー、アクア、プリウスα、レクサスCT200h、ダイハツ・メビウスの10車種で、合計2万4162台です。