トヨタは、ヴォクシー、ノア、エスクァイアをマイナーチェンジし、ヴォクシーは全国のネッツ店、ノアは全国のトヨタカローラ店、エスクァイアは全国のトヨタ店ならびにトヨペット店を通じて、2017年7月3日に発売した。



今回のマイナーチェンジでは、それぞれの個性をより際立たせたエクステリアへと意匠変更。Bi-Beam LEDヘッドランプと面発光のLEDクリアランスランプの採用や、フロントグリルとリヤコンビネーションランプの意匠変更などにより、ヴォクシーはスポーティさを、ノアは精悍さを、エスクァイアは高級感をより高めた、堂々としたスタイルへと進化した。


また、センターコンソールボックスや助手席シートバックテーブル(ともに一部モデルに標準採用)、充電用USB端子など使い勝手の良い室内装備を充実。さらに、スライドドアにシールを追加し遮音性を向上させたほか、ボディ剛性の見直しやショックアブソーバーの改良により静粛性や乗り心地を向上させるなど、商品の魅力を一段と高めた。


そのほか、エスクァイアには専用のシート表皮や加飾など、内装の上質感にこだわった最上級パッケージGi“Premium Package”を新設定した。


また、ベース車のパッケージオプションとして、乗降時にセカンドシートが回転し前傾する“サイドリフトアップチルトシート装着車”をヴォクシー「X」、ノア「X」、エスクァイア「Xi」に設定し、2017年10月に発売を予定している。

【ヴォクシー、ノア】
●ヘッドライトを中心に個性際立つエクステリア
Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレべリング機能付)と面発光のLEDクリアランスランプを採用し、先進性と精悍さを付与。ヴォクシーにおいては2段積みのヘッドランプをよりシャープな印象にすることで、カッコよさを強調。ノアにおいては艶やかで大きな面を感じさせるフロントグリルにより、モダンで精悍な印象を見る者に植え付ける。また、リヤコンビネーションランプとバックドアガーニッシュはワイド感を表現する新意匠を採用した。エアロ仕様のヴォクシー「ZS」ならびにノア「Si」においては、[ハ]の字をテーマにしたスタイルとし、スポーティでアグレッシブなイメージを強化。また、切削光輝加工にダークグレーメタリック塗装を施した専用の16インチアルミホイールを設定している。外板色は、ヴォクシーには新規開発色のイナズマスパーキングブラックガラスフレークを、ノアには新規設定色のラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレークを含む全7色をそれぞれ設定した。





●質感の向上にもこだわったインテリア
天井までブラックで統一した室内にピアノブラック塗装をあしらい、質感向上を図った。また、オプティトロンメーターは丸型リングを採用し、リング幅を細くすることでシャープな印象を付与。専用内装色として、ヴォクシー「ZS」には大人のスポーティ空間を演出するブラッドオレンジ&ブラックを、ノア「G」にはモダンで上質な空間を演出するフロマージュ&ブラウンをそれぞれ設定している。

【エスクァイア】
●高級感や堂々感を強化したエクステリア
Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレべリング機能付)と面発光のLEDクリアランスランプを採用し、先進性と精悍さを付与。フロントグリルの横幅を拡大するとともに、メッキバーをセンター部分は太くサイド部分は細くし、間にシルバーの樹脂を挟むことで立体感を付与し、高級感や堂々感を一層強化。そして、ヘッドランプからフォグランプまで連続する大胆なメッキ使いでエモーショナルさを付与している。バックドアガーニッシュはフロントとデザインのテーマを合わせた縦基調の形状を加えることで、独自性を表現した。また、切削光輝加工にダークグレーメタリック塗装を施した新開発の15インチアルミホイールを全車標準装備するとともに、外板色は、新規設定色のアバンギャルドブロンズメタリックとブラッキッシュアゲハガラスフレークを含む全7色を設定している。



●最上級パッケージGi“Premium Package”を新設定
インテリアには、ラインパターンを配したブラウンレーザーライン加飾や、加飾に合わせ縦基調のキルティングを施したブランノーブ(ヌバック調シート表皮。TBカワシマの登録商標)に合成皮革を組み合わせた専用シート表皮を採用し、上質な室内空間を創出する。ヘッドランプ点灯走行における交差点への右左折進入時などで、歩行者や障害物の視認性を確保するLEDコーナーリングランプや、後続車のライトの眩しさを緩和する自動防眩インナーミラーも標準装備する。
【その他 ヴォクシー・ノア・エスクァイア共通内容】
室内装備では、助手席シートバックに格納式テーブル(カップホルダー2個付)とインストルメントパネルのセンターロア部に、充電用USB端子2個を全車標準装備している。また、ハイブリッド全車およびガソリン車の一部には蓋付きセンターコンソールボックスを標準装備。ボックス背面には充電用USB端子2個を備え、後部座席からのスマートフォンやタブレットの充電が可能になっている。
快適装備に関しては、アクセルペダルを踏まずに定速走行できるクルーズコントロールのほか、紫外線(UV)を約99%カットし、赤外線(IR)を効率よく遮断するウインドシールドガラスを全車標準装備。そして、パワースライドドアを閉める途中にフロントドアハンドルのセンサーに触れると施錠予約ができる機能(スマートロック操作)を装備し、日常の利便性と快適性向上を図った。
その他、スライドドアにシールを追加し遮音性が向上したほか、気持ち良い走りを追求し、空力パーツの追加やボディ剛性の向上、ショックアブソーバーの改良を実施し、優れた操縦安定性と乗り心地、静粛性を実現している。
<ウェルキャブ(メーカー完成特装車)>
ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良を施すとともに、今回新たに、さまざまな用途で多人数の送迎が快適にできる「ウェルジョイン」(2017年9月発売予定)と、セカンドシートが電動で回転し前傾するチルト機構の追加により、乗降をよりスムーズにサポートする「サイドリフトアップチルトシート車」(2017年10月発売予定)を新設定した。
さらに、車いす仕様車については、付属する電動ウェルチェアが容易に固定できる装置を備えた「車いす仕様車タイプⅢ」の開発を現在進めている。「ウェルジョイン」は、乗員が自力でサードシートへ乗降できるよう、乗降し易い専用の手すりを最適な箇所に設置したほか、乗降時の通路幅を確保した専用セカンドシートを導入。介護施設への送迎のみならず、過疎化にともなう路線バスの廃止により交通空白の問題を抱える地域の移動手段など、さまざまな用途に合わせ使い易い車両とした。「サイドリフトアップチルトシート車」は、チルト機能の導入により乗降時にシートが前傾するため、利用者のシートへの着座、立ち上がりをサポートし介助者の負担を軽減。また、車外へのシートの張り出しを約55cmに抑えたことにより、一般家庭の駐車場や外出先の狭いスペースでも乗降を可能とした。


ヴォクシー 車両情報
ヴォクシー ウェルキャブ 車両情報
ノア 車両情報
ノア ウェルキャブ 車両情報
エスクァイア 車両情報
エスクァイア ウェルキャブ 車両情報