トヨタは2012年7月23日に新型ポルテを全国のトヨタ店とトヨペット店で、新型車となるスペイドを全国のカローラ店とネッツ店で発売した。
新型ポルテ兄弟の主な特徴は、助手席側をスライドドア1枚だけとし、運転席側は通常の前後ドアとなる左右で異なるドアレイアウトにある。使い勝手を徹底的にマーケティングした結果のデザインとして採用している。
大開口ワイヤレス電動スライドドアを助手席に標準装備したコンパクトミニバンで、トヨタではプチバンと呼称している。注目のスライドドアは開口幅102mm×開口高1250mm。室内長は2160mm×室内高1380mmとなかなかの広さ。さらに前後に700mmスライドする助手席シートやクッションチップアップ機構が付いた6：4分割可倒式リヤシートなどの採用により、多彩なシートアレンジが可能になっている。また、荷物をひっかけるフックや小物の収納に便利なアッパートレイなど、毎日使うことを考慮して、運転席から手の届くところにアイディアがいっぱいの収納スペースを充実している。
搭載されるエンジンは1.3Lの1NR-FE、1.5Lの1NZ-FEの2種類。それぞれにスーパーCVTiを組み合わせている。駆動方式は4WDと2WDをグレードによって設定する。アイドリングストップ機能は1.3Lの2WDのXグレードには標準装備されるが、1.5Lの2WD車はオプションとなる。1.5Lの2WDアイドリングストップ機能付車のJC08モード燃費は20.6km/Lで「平成27年度燃費基準+10％」を、アイドリングストップ機能ナシおよび1.3L2WDアイドリングストップ機能付車は「平成27年度燃費基準」を達成。「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル」の認定取得と合わせて「環境対応車普及促進税」の減税措置対象車となっている。
