トヨタ自動車は、コンパクトなサイズで常に寄り添うコミュニケーションパートナー「KIROBO mini(キロボ ミニ)」を全国のトヨタ車両販売店を通じて2017年に発売する。全国販売に先立ち、2016年冬には東京都・愛知県の一部販売店で「KIROBO mini」の先行販売を計画しており、WEBによる事前予約の受付を予定している。本体価格は、39,800円(税抜き)となる見込み。
「KIROBO mini」は、座った姿勢で高さ10cmと手のひらに収まる小柄なサイズのコミュニケーションパートナー。話しかけた人の方向に顔を向け、顔や手などを動かしながら雑談のような何気ない会話が可能。小柄なので外出時にも一緒に連れて行くことができる。人に寄り添い、心を通わせる存在を目指し開発した。
様々なしぐさや会話は、主に「KIROBO mini」本体と専用アプリをインストールしたスマートフォンとをBluetoothでつなぐことで実現している。本体に搭載したカメラにより人の表情を認識して、感情を推定しながら人の気持ちに寄り添った動作や会話を行なう。また、クルマや家から取得する情報を踏まえた会話も可能にした。
トヨタはこれまで、クルマを「かけがえのないパートナー」に位置付けてもらえるような、ユーザーの期待を超えるクルマづくりを目指してきた。「KIROBO mini」は、クルマづくりの根底にあり続ける「人に寄り添い、心を動かす」という理念を、クルマとは違う形で表した新たなモノづくりのチャレンジ「TOYOTA HEART PROJECT」の一環として推進、具現化したもの。
なお、10月4日(火)から7日(金)までの4日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されるIT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2016 “つながる社会、共創する未来”」に「KIROBO mini」を出展。「KIROBO mini」とのコミュニケーションを実際に体験することができる。
【KIROBO miniの概要】
1.
雑談のような何気ない会話や表情、しぐさを一緒に楽しむことが可能
人の話していることや表情などを汲み取った会話をする。また会話に応じた仕草や口調、まばたき、話した人の方向を見るなど、心を感じる動きができる。
2.
人とのコミュニケーションを通じて思い出や好みを覚え、その人に合わせて変化・成長
人の好きなことや嫌いなこと、一緒に行った場所などを覚えることができる。話していくうちにその人に合わせた会話をするようになる。
3.
「いつも一緒」を可能にした、座高10cmの手のひらサイズ
座った姿勢での高さが10cmと手のひらに収まる小柄なサイズとなっている。自分の部屋での会話やクルマでドライブするなど、いつも一緒に過ごすことができる。
4.
クルマや家から取得する情報を踏まえた会話が可能
「KIROBO mini」に対応した「つながる」サービスの利用が可能な車両、トヨタホームが提供するTSC-HEMS(エネルギー管理)サービスにて対応予定となるが、クルマや家から取得する情報を踏まえた会話が可能だ。「つながる」サービスを通じて取得した情報から「今日はいっぱい走ったね、お疲れ様」、「おかえり。ぽかぽかお風呂が待ってるよ」といったクルマや家の状況を踏まえた、気持ちのこもった会話ができる。
【仕様】
座高/体重:10cm/183g
連続コミュニケーション可能時間:約2.5時間
充電時間:約3時間
【生産工場】
VAIO(株)
【メーカー希望小売価格】
39,800円(税抜き)を予定(専用アプリ使用料は、別料金。月額300円程度)
【KIROBO mini WEBサイト】
http://toyota.jp/kirobo_mini/
以下、KIROBOの各機能の紹介ムービー