トヨタは2025年6月2日、ハイブリッド・システムを搭載するタクシー専用モデル「JPN TAXI」を一部改良し発売した。
主な改良点は、LPGタンクの容量を52Lから58Lに拡大し、航続距離を延伸させている。また、インテリアでは7インチTFTカラーメーター（メーター照度コントロール付）＋マルチインフォメーションディスプレイを採用し視認性を向上させるなどアップグレードをした。
その他では外部給電アタッチメントを全グレードにメーカーオプションとして設定。キャビンは天井サーキュレーターの吹き出し口のフィンを、利用者自身で調整が可能なように可動式に変更している。
運転支援システム「Toyota Safety Sense」も大幅にアップグレードした。歩行者（昼）に加え、プリクラッシュセーフティの検知範囲をさらに拡張し、歩行者（夜）、自転車運転車（昼・夜）、自動2輪車（昼）が検知できるようになった。
また交差点右折時に直進してくる対向直、交差点右左折時の横断歩行者および自転車運転者、交差点に進入する際の車両および自動2輪車、急な操舵による車線逸脱の抑制をサポートする、緊急時操舵支援機能、低速走行時の急なアクセル踏み込みによる急加速を抑制し、衝突回避または被害の軽減をサポートする低速時加速抑制機能を追加した。
さらに従来設定のあった車線逸脱警報に加え、車線逸脱抑制の機能を追加したレーンディパーチャーアラート（LDA）、ヘルプネット、eケアを標準装備化し、ブラインドスポットモニターを上級グレードにメーカーオプション設定している。
なお、パワートレイン、燃費（WLTCモード：16.5km/L）に変更はない。
価格
JPN TAXI 匠グレード：368万600円（税込み）
JPN TAXI 和グレード：345万5100円（税込み）
