トヨタの北米統括会社であるToyota Motor North America, Inc.は2025年4月23日、既存のウェストバージニア工場に8800万ドル(約126億円)を追加投資し、次世代ハイブリッド・トランスアクスルの組み立てを行なう新ラインを導入すると発表した。
今回の追加投資により、同工場への総投資額は28億ドル(約3999億円)を超える予定だ。

ハイブリッド・トランスアクスルは、電動車のエンジン、電動モーター、車輪の間でパワーをシームレスに伝達するハイブリッドシステムの構成部品。2026年後半から生産を開始し、将来のトヨタ車、レクサス車への搭載を予定している。

今回の決定は、アメリカのトランプ大統領による自動車関税、自動車部品関税など過激な関税政策に揺れる渦中で、トヨタは対米投資に積極的という姿勢を見せる具体的な例になると考えられる。