トヨタ 実験都市ウーブンシティが竣工 未来技術を開発する人たちの交流の場へ

ウーブンbyトヨタは2025年2月22日、静岡県・裾野市のトヨタ自動車東日本(旧・関東自動車)の工場跡地に建設していた実験都市「ウーブンシティ」の竣工式を行なった。

ウーブン・シティの総面積は30万m2で、今回竣工したのはPhase1とされる部分で、面積は4万7000m2。Phase2ととなる18万2000m2のエリアは造成工事中で、Inventor Garageと呼ばれる開発支援のための建屋6万5000m2も開発中だ。なお、今回のPhase1では、居住のための、インフラやソフトウエアの導入は2025年秋を目指して行なわれることになる。

ウーブンシティは未来のモビリティのテストコースの役割を果たすことになっており、Inventors(インベンターズ:発明家)やビジターであるWeavers(ウィーバーズ)が居住することになる。そして、トヨタはモビリティカンパニーとなるための未来技術やソフトウエアの実験場としての役割を果たすことが期待されている。

Phase1の地域では、居住棟以外にKakezan Invention Hub(掛け算ハブ)棟も設置され、インベンターズとウィーバーズがつながる共創の場所とされている。インベンターズの試作プロダクトが展示され、ウィーバーズが実際のモノを見て、意見を交わす場となる。ウィーバーズからのフィードバックをもらいながら、インベンターズが開発を行ない、同時にインベンターズ同士、インベンターズとウィーバーズが交流するイベントなども開催される。

ウーブンシティは、地上には、歩行者専用の道、歩行者とパーソナルモビリティが共存する道、自動運転モビリティ専用の道路が設置されるが、4本目の物流の道路は地下に設置されている。この地下道路では物流のための自動搬送設備が導入されることが想定されている。

なお、現時点ではPhase1にはトヨタ系の社員と家族が居住することになっているが、どのような社外の起業家が居住することになるかは興味深い。

ウーブンシティ住所:静岡県裾野市御宿1117

トヨタ ウーブンシティ 公式サイト

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