国土交通省は2024年7月31日、トヨタの型式指定のための試験、申請における不正行為が行なわれていたという報告を受け、トヨタに対する立入検査を実施していた。
その結果、トヨタから報告があった7車種における不正行為の事実を認定するとともに、新たに7車種(現行生産車4車種、過去生産車3車種)における不正行為が認定された。
このため、追加で不正行為を認定した7車種のうち、海外当局による認可を受けた6車種については、国土交通省から海外当局に通知が行なわれ、基準適合性の確認を要請した。また7月5日に報告された不正行為のうち2車種について、正しく事実関係が報告されていないことも確認された。
そして、トヨタに対して初となる道路運送車両法の規定に基づく是正命令が出されることになり、また同時に、1ヶ月以内に再発防止策を報告し、その後、四半期毎に再発防止策の実施状況を報告するよう要請した。
当初の不正行為の報告があった7車種については、基準適合性の確認を行ない7車種全て基準に適合していることが確認された。このため、現行生産車3車種の出荷停止の指示を解除した。
また、立入検査等で不正行為を認定した追加の7車種のうち、現行生産車1車種について基準に適合していることが確認されている。