トヨタ 開発体制を再構築 トヨタテクニカルディベロップメントの車両開発部門を統合

トヨタ トヨタテクニカルディベロップメント
トヨタテクニカルディベロップメント本社(豊田市)

2014年11月26日、トヨタと、子会社であるトヨタテクニカルディベロップメント(TTDC)は、2016年1月1日付でTTDCを再編し、TTDCが保有している車両設計や実験、試作などの車両開発機能と約5000人の従業員をトヨタに統合することで合意したと発表した。

TTDC(旧:トヨタテクノサービス)は、2006年にトヨタの技術開発パートナーとして設立され、トヨタの車両開発を請け負ってきた。トヨタ本社は主に先進・基盤技術など新技術の開発を行ない、TTDCが既存技術を使用した車両開発を行なってきた。

今回の合意は、両社が保有する経営資源をより有効に活用することを狙いとしたもので、トヨタは車両開発の一環体制を再構築し、グローバル・プラットフォーム(TNGA)の取り組みなど、持続的成長に向けた「もっといいクルマ作り」をより一層推進していくこと、「人作り」の観点から、車両開発に携わる各人に適性に応じた業務付与を行なうことで、これまで以上の能力発揮と成長を促していくことを目的としている。

TTDCは開発支援機能である計測機器開発や計測機器校正、情報解析に関わる業務に特化した事業形態とし、業務の受託範囲をトヨタグループへ広げ、グループ全体の車両開発力の強化に寄与していくという。

 

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