2014年6月9日、トヨタとパナソニックは、両社で協力して便利で快適な「スマートモビリティ」社会を実現するため、クルマと家電をつなぐサービスの共同開発を進めており、2014年後半には新たなサービスの提供を開始しすると発表した。
トヨタは、スマートモビリティ社会の実現を目指す取組みの一環として、クラウド上の「トヨタスマートセンター」を介し、人とクルマと家を通信で接続し、便利で快適なカーライフをサポートするサービスをクルマの新しい付加価値と位置付け、グローバルな展開を進めている。
パナソニックは、「A Better Life, A Better World」の実現に向けて、これまでもテレビやビデオ、エアコンなど様々なスマート家電を他社に先駆けて提供するなどネットワークを使ったよりよいくらし」を提供する新しいスマートハウスへの取り組みを行なっている。
こうした2社は、2013年6月にクルマと家電をつなぐ次世代テレマティクスサービスの開発で協力関係を構築することに合意し、2社のクラウドをつなぐインターフェースの開発を進めていた。その成果として、クルマの位置情報と連動し、外出する際にエアコンの切り忘れ通知を行なう、また帰宅時には到着する前にエアコンの起動を推奨するなど、新しいサービスの実用化に向けて準備を進めている。
将来的には、両社の強みを活かした新たなサービスの創造により、人、クルマ、家、そして街をつないだスマートモビリティ社会の実現のために活動するという。
なお、共同開発中の新サービスについては、2014年6月18日~20日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「スマートコミュニティJapan 2014」のトヨタブースで紹介される。