2013年1月10日、トヨタは東京オートサロン2014“GAZOO Racing tuned by MN(通称:GRMN(ジーアールエムエヌ)”と“G SPORTS(通称:G’s(ジーズ))”のコンセプトカー4台、さらに第42回ニュルブルクリンク24時間レース参戦予定車両3台などを出展した。
GRMNからは、走りの性能に特化チューニングしたマークXをベースにした「GRMN MARK X Concept」、「GRMN 86 Concept」の2台を出展。
「GRMN MARK X Concept」はマークXに専用の6速MTとV6型3.5Lエンジンを組み合わせるとともに、専用チューニングを施したサスペンション、アップグレードしたディスクブレーキ、トルセンLSDを採用するなど、「走る楽しさ」、「操る喜び」を追求したコンセプトカーだ。
「GRMN 86 Concept」はカーボンパーツを多用するなど徹底的な軽量化と低重心化、パワートレーンとボディ剛性の強化など、ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦を通じて得たノウハウを盛り込んだコンセプトカーだ。
G’sは幅広いユーザー層に「走りの味」、「クルマの楽しさ」を提供するためのメーカーチューニングカーで、「走る楽しさ」と乗り心地を高次元で両立させている。ベース車からさらにスポーティかつ個性的なスタイルで特別感を演出したモデルで、いずれも市販予定と想定されている。
G’s初のスポーティSUV「HARRIER G SPORTS Concept」、専用スポーツシートの採用や、ボディ剛性の向上、足回りのチューニング最適化など、スポーティ感を向上させた「Vitz RS G SPORTS Concept」の2台のコンセプトカーを出展。またGAZOOレーシングが送り出した「86」のカスタマイズモデル、「86×style Cb」「「、86×style Cb spider」も今後市販を計画しているという。
またGAZOOレーシングの2014年のニュルブルクリンク24時間レースの出場体制も発表された。従来通りのLFA、86、そして新たに「GAZOO Racing LEXUS LFA Code X」を加えた3台で挑戦すると発表。
今回新たに登場する「GAZOO Racing LEXUS LFA Code X」は、将来のスポーツカー技術を磨くための実験車両として参戦。LFAに採用しているV10型4.8Lエンジンをベースに、排気量を5.3Lまで拡大し出力とトルクの特性をコースに合わせて変更したほか、ボディにはフルカーボンフレームを採用し、剛性の向上と軽量化を両立するなど、前回参戦のLFAからさらなる改良を施した本格的なニュルブルクリンク用スペシャルマシンとして仕上げられているという。