2013年4月20日、トヨタは上海モーターショーで新型「ヤリス」をワールドプレミアしたと発表した。この新型「ヤリス」と、同じく出展された新型「ヴィオス」は、昨年の北京モーターショーで初披露したグローバル戦略車のコンセプトモデルをベースに開発された市販モデルで、戦略的グローバル・コンパクトカーと位置付けられ、本年末から中国で生産・販売を順次開始する予定だ。
また、今回の上海ショーのワールドプレミアとして、中国専用モデルも2台出展している。「云動双擎II(ユンドンショワンチンツー」はトヨタ自動車研究開発センター(江蘇省・常熟市)が開発を進めているハイブリッドコンポーネントを搭載するコンセプトモデル。
もう1台のワールドプレミアとなる「TOYOTA FT-HT 悦佳(ユエジャ)」は、中国の若い世代のユーザー層が乗ることを想定した6シーター車のコンセプトモデルだ。トヨタは今回の上海モーターショーでは過去最大の展示ブース約4600m2に、過去最多の52台の市販車・参考出品車を出展している。
プレスカンファレンスで内山田副会長は「トヨタは、1964年にクラウンの第一号を中国に輸出、以来50年間、トヨタは中国の皆様と手を携えて歩んできた。2005年にはプリウスの生産を海外で初めて開始。これからの50年も中国に根付いたトヨタとして中国に貢献していきたい」と述べた。