2012年10月22日、トヨタはプリウス、プリウスPHVが一部改良し、プリウスα、プリウスPHVには新グレードを追加。さらに、プリウスに特別仕様車を設定した。プリウス、プリウスαは10月22日、プリウスPHVは11月1日から発売すると発表した。
プリウスの一部改良とは、フロントコンソールトレイ内とラゲージスペースにAC100V電源で1500Wまで使用できる、アクセサリーコンセントをオプション設定(6.3万円。「L」グレードは選択不可)した。このオプションを装備すれば停電時などに車両から家電製品に給電できることになった。
↑左からディープアメジストマイカメタリック、ブルーメタリック、ブロンズマイカメタリック
特別仕様車「S マイコーデ」、「S ツーリングセレクション・マイコーデ」は、「S」グレードをベースに、シートカラー、インテリア加飾、ボディカラー、エクステリア加飾を自由に選択できるようにしたセミオーダーシステムを採用。この他にスーパーUVカットガラス(フロントドア)や、クローム調加飾を施したホイール、サイドガーニッシュも特別装備している。
プリウスPHVは、ビジネスユース向けに装備を絞った新グレード「L」を新設定した。またプリウスと同様にフロントコンソールトレイ内とラゲッジスペースにAC100V電源で1500Wまで使用可能とするアクセサリーコンセントと、PHV専用として、充電ポートに差し込んでドアや窓を閉じた状態でも車外への電源供給を可能とする「ヴィークルパワーコネクター」をセットオプションを設定(9.45万円。「L」グレードは選択不可)した。これにより、停電などの非常時に車両から家電製品に給電でき、PHVならではの電池容量を生かせばアイドリングなしでも使用できることになった。
さらに、スイッチ操作の状況をセンターメーターに自動表示するタッチトレーサーディスプレイや、ステアリングヒーターを「L」グレードを除く全車に標準装備するなど、快適性を向上。ボディカラーは新色のボルドーマイカを含む、全9色の設定としている(「L」グレードは全4色)。
プリウスαは、7名乗車の3列シート車に新グレード「S」、「S ツーリングセレクション」、「G ツーリングセレクション」を新設定し、ラインアップを充実させている。なお、プリウス、プリウスαのウェルキャブ(福祉特装車)についてもベース車と同様の改良を施している。