【トヨタ】トヨタ86がニュル24時間レースに出場。レース以外にもGAZOOを通じたクルマファンづくり活動を展開

2012年ニュルブルクリンク24時間レースに出場する86.佐藤久実、影山正彦選手らがステアリングを握る

2012年4月6日、トヨタはGAZOOを通じての2012年度のクルマファンづくりの活動計画を発表した。トヨタは「クルマ好き、クルマファンの拡大」を目的に、GAZOOを通じて「いいクルマづくり」やメーカーの枠を超えた「クルマの楽しさづくり」の活動を進めているが、その一環として2007年からGAZOO Racingとしてニュルブルクリンク24時間レースに参戦し、クルマの味づくりのための人材育成と、クルマ好きユーザーに向けて「GRMN」、「G’s」といった走りの楽しさを強調したスペシャルモデルの商品化を行ってきた。クルマの楽しさづくりとして、サーキットで走ることの楽しさを、初心者でも気軽に、安全に体験できる“ワクドキ!サーキットを走ろう!”などのイベントも全国で展開している。20112年はこれらのイベントをより拡大し、クルマで走る楽しさを体感できる機会をさらに広げる計画を行うとしている。

・2台の86がニュルブルクリンク24時間レースに参戦
今年は特に新型スポーツカーの86によるクルマファンづくり活動を推進するとしている。「いいクルマづくり」の活動として、5月17日〜20日にドイツで開催されるニュルブルクリンク24時間レースに1台のLFAと2台の86で参戦し、その模様は現地からネット配信される計画だ

ちなみに、4月14日に開催されるニュルブルクリンク4時間耐久レースが今年の86レース仕様での初戦で、4月28日のADACカップ耐久レースが2戦目(いずれもVLNニュル耐久レースシリーズ)で熟成を行い、本番となる5月17〜20日の24時間レースを迎える計画になっている。2012年のGAZOO活動のキャッチフレーズは「I Love Cars!」で、各種イベントやモータースポーツにおいてクルマ好き同士をつなぐキーワードとして展開するとしている。

*印はトヨタの社員テストドライバー

・全国でサーキット走行会、ドライビングスクールを開催
「クルマの楽しさづくり」への取り組みの1番目は、体験・トレーニング「GAZOO Racingワクドキ!サーキットを走ろう!」で、一般のクルマ好きの人々にモータースポーツやサーキットをもっと身近に体感できるよう、初心者でも気軽に安全にクルマを楽しめるプログラムを全国で展開する。

参加者は車両のメーカーを問わず、ユーザーのクルマで参加できるのが特徴。本年度は、サーキット走行体験からドライビングレッスンまで、より幅広いユーザーのニーズに対応する。開催にあたっては、全国のサーキットやモータースポーツ団体、企業と協力し合い、各地域に根ざした活動として取り組むという。(日程、場所は別表の通り。また表以外の日程は決定次第、GAZOO RacingのWebサイト で発表予定)

・スーパー耐久レースシリーズ、全日本ラリーに参戦する86を協賛支援
さらに参加者の裾野が広い草の根モータースポーツをサポートするため、86での参戦チームをスポンサードし、チームとともに草の根モータースポーツの魅力を情報発信する。具体的にはレースとしては86でスーパー耐久シリーズに参戦チームへの協賛支援、ラリーでは全日本ラリー選手権に86で参戦チームへの協賛支援とTRDラリーチャレンジへの協賛支援を行う。

・トヨタGAZOO Racingフェスティバル
より幅広いクルマ好きやクルマファンとの交流の場としては、2011年からトヨタGAZOO Racingフェスティバルが富士スピードウェイで開催されたが、今年も同じスタイルで11月下旬に富士スピードウェイで開催予定だ。

これ以外に、国内のカスタマイズショー、ニュルブルクリンク・レース開催時、イギリスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにそれぞれGAZOO Racingとして車両を出展することを決定している。

トヨタ公式サイト

GAZOO Racing公式サイト

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