トヨタ自動車は2011年5月13日、ハイブリッドミニバン「プリウスα」を発売した。5人乗車の2列シートと、7人乗車の3列シートの2タイプが用意されている。
プリウスαは、プリウスよりボディを全長4615mm（＋155mm）×全幅1775mm（＋30mm）×全高1575mm（+85mm）に拡大することで、より広く快適な室内空間を実現している。
ハイブリッドシステムはプリウスと共通で、1.8Lガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせとなっている。
バッテリーは、2列シートの5人乗りモデルは、ほかのハイブリッド車と同じくニッケル水素電池だが、3列シートの7人乗りモデルは、広い室内空間を確保するために、ニッケル水素より小型化が可能なリチウムイオン電池を採用した。また、サードシートのスペースを作り出すために、バッテリーの搭載する位置を、運転席と助手席の間にあるセンターコンソール内に変更するなどの工夫もされている。
燃費は、CD値0.29という優れた空力性能を実現させた効果もあり、コンパクトミニバンクラスではトップの10・15モード走行燃費31.0km/L・JC08モード走行燃費26.2km/Lを達成している。
