マニアック評価vol31
トヨタが早くもFT86特設ウェブサイトを設置した。名称は「Area FT-86」、サブタイトルは、「FT-86を待ち望む声が世界から聞こえてくる」となっている。
ウェブページ構成は、FT-86のイメージ動画、2009年のモーターショーに出展されたFT-86コンセプトカーのインテリアなど、クローズアップ画像が掲載されている。他にも、ブログへの書き込みやツイッターでつぶやかれたFT-86に関するコメントなども掲載されている。
注意書きとして、「FT-86に関する一般の方々のツイッター上でのつぶやきやブログ上でのコメントを掲載しています。つぶやき内容やコメント内容は、あくまで個人の感想であり、トヨタ自動車からの正式な情報ではありませんのでご注意ください」とある。
しかし、イメージCG動画や画像はトヨタが提供したもので、ゲームのグランツーリスモの映像という形になっている。あまりにゲーム風なシーンにはちょっと引いてしまうが・・・・・・
これはティザーキャンペーンの一種で、その第一段階と考えてもよい。予想される発売時期より約1年も前からキャンペーンが開始されるとは異例なことといえる。それだけに、トヨタがFT-86にかける思いは相当に強いということだろう。
昨年秋までは、エクステリアは借り物ボディでの走行テストを世界各地で開始している。2011年春には量産用のボディ&シャシーを使用した量産試作に近いテストカーでの走行実験が開始されると予想される。
FT-86のデザインはトヨタだが、エンジン、パワートレーンやシャシーはスバルが開発を担当する。で、注目のエンジンは直噴化されたFB型エンジンになると見られ、ターボ仕様も存在する。新エンジンだけに、エンジン本体の熟成もこの春頃から本格化してくるだろう。
また、トヨタ・ヨーロッパは、1月26日に、3月1日からスイスで開催されるジュネーブショーにFT-86スポーツコンセプトを出展すると発表し、1枚の画像を提供した。おそらく、このコンセプトカーは量産デザインに限りなく近く仕上げられていると思われる。画像は、ガレージのドアが半分開いた状態で、FT-86のフロントマスクを見ることができる。
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