スズキは2025年10月2日、AセグメントのコンパクトSUV「クロスビー」を大幅改良して発売した。

「クロスビー」は、「アクティブシーンに似合う個性的なデザインと広い室内空間を兼ね備えたコンパクトクロスオーバー」をコンセプトに、愛着のわくデザインや使いやすく広い室内空間など、クロスビー本来の特長に加え先進安全装備や快適装備の拡充、走行性能や燃費性能を大幅に進化させている。
エクステリアは、たくましさを感じさせる角を丸めた四角をモチーフとすることでSUVらしい力強さとし、インテリアは、革とステッチを模したパネルや、二段式センターコンソールの採用により、小型車らしい上質さを表現している。
ボディサイズは現在では貴重な5ナンバーサイズで、全長3760mm、全幅1670mm、全高1705mm、ホイールベース2435mm。最低地上高は180mm、最小回転半径は4.7mmとなっている。

パワートレインは、スイフトやソリオに搭載しているZ12E型1.2Lの3気筒エンジン+マイルドハイブリッドとCVTを組み合わせて採用。Z12E型エンジンは80ps/108Nmを発生し、WLTCモード燃費は2WDで22.8km/L、4WDで21.0km/Lとなっている。
ドライブモードは、スポーツ、スノー、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールを2WD、4WD車に採用した。

安全機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を採用し、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]や車線維持支援機能、車線逸脱抑制機能を標準装備している。

また、アクティブコーナリングサポートやブラインドスポットモニター、スズキ国内初となる7インチ・カラーメーターディスプレイを新たに採用するなど機能を拡充。
装備では、電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)やステアリングヒーターを採用したほか、スズキコネクトにも対応し、快適装備を充実させている。
また「クロスビー」は経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当している。

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