スズキは2019年12月25日、軽乗用車「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」を一部仕様変更し2020年1月20日から発売すると発表した。また福祉車両ウィズシリーズの「ワゴンR昇降シート車」、「ワゴンRスティングレー 昇降シート車」も仕様を変更し、2020年2月4日から発売する。
改良内容
今回の一部仕様変更では、前後の衝突被害軽減ブレーキ、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーをCVT搭載車(FA/5MT車除く)に設定し、安全装備を充実させている。
また、新型ハスラーにも採用されている新開発の自然吸気エンジン「R06D型」エンジンと新開発CVTを組み合わせた新しいパワートレーンを搭載し、軽快な走りと低速域から中高速域までの実用的な速度域で優れた燃費性能を実現している。
「R06D型」エンジンは3気筒・657ccの排気量を持つが、従来の自然吸気RA06A型のボア・ストローク64.0mm×68.2mmに比べRA06D型は61.5×73.8mmと、よりロングストローク化されている。その結果コンパクト燃焼室とし、クールドEGR、デュアル・インジェクション、12.0の高圧縮比を採用することで高効率な急速燃焼を実現。出力は49ps/58Nmとなっている。またCVTトランスミッションも軽量化、高効率化された新型を採用し、実用燃費と走りの性能を向上させている。
なお「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当。