スズキ・ワゴンR、軽ワゴン燃費ナンバーワンに

スズキ・ワゴンR フロントスタイル
軽ワゴンの燃費ナンバー1の座を取り戻したワゴンR

2014年8月25日、スズキはワゴンR/スティングレーの一部変更を発表し、軽ワゴンナンバーワンとなる省燃費を実現した。

ワゴンR/スティングレーの一部変更ポイントは3つ。新開発「S-エネチャージ」を搭載し、軽ワゴンナンバー1となる低燃費32.4km/Lを実現。普遍性と先進性を表現した新デザイン、軽自動車初となる駐車場出し入れ支援装置の装備(スティングレー)という3点だ。

ワゴンR真横ワゴンR後ろ7:3

 

S-エネチャージはAutomobile studyで解説してあるように、マイルド・ハイブリッドシステムを搭載することで低燃費を実現している。同社のエネチャージ技術をベースにモーター機能付き発電機ISG(Integrated Starter Generator)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた「S-エネチャージ」を開発。

ワゴンR エンジンルームDSCN0558

またRA06A型エンジンの改良も組み合わせることで低燃費を実現している。さらにアイドリングストップの頻度を増やすとともに、ベルトを介したISGにより、静かでスムーズなエンジン再スタートを実現している。再スタート時の車内騒音を約40%低減したという。

このS-エネチャージ搭載モデルはワゴンRのFZグレードとスティングレーのX、T。FZグレードのエクステリアはLEDランプの採用、ヘッドランプとフロントグリルに連続性のあるデザインを採用し、グリル両端に青く輝くLEDイルミネーションランプを採用。またブルー加飾したヘッドランプ、リヤコンビネーションランプの装備、コーナーを張り出したバンパー形状、幅広感を表現するロアグリル、そして14インチアルミホイールを装備している。インテリアはニュートラルな印象のライトグレーのインストルメントパネルを採用している。

スティングレーフロントマスクワゴンRスティングレーテール

一方、スティングレーのX、Tグレードはシャープでスポーティな印象のシルバー加飾をインテリアに施し、ブラック内装とのコンビネーション、シート表皮の変更などが行なわれている。Xのエクステリアでは、ヘッドランプのブルー加飾やスモールランプに連動して青く点灯するLED、スケルトングリル下にメッキ加工のインテーク形状を追加している。またバンパー形状、ロアグリルのデザイン変更、そしてリヤのコンビネーションランプもブルーに加飾されている。Tグレードのエクステリアではフォグランプ外側にLEDのイルミネーションランプを追加、バックドア下部にメッキガーニッシュの採用などが行なわれている。

ワゴンRスティングレー
ワゴンRスティングレー
ワゴンRスティングレー リヤスタイル
リヤコンビランプもブルー加飾でスタイリッシュなイメージ

そして、スティングレーには軽自動車初の駐車支援機能が搭載された。これはスティングレーのスマートフォン連携ナビ装着車に軽自動車初の後退時左右確認サポート機能と、自動俯瞰機能付きバックアイカメラをメーカーオプションで搭載したものだ。駐車場から後退して出るときや、後退して駐車するときに便利な機能で駐車場での出し入れを支援する機能となっている。

駐車支援システム
軽自動車では初となる駐車支援システムを搭載

標準車のFX、FAはワゴンRのデザインを継承しながら、飽きのこないシンプルなデザインとし、よりモダンに、より落ち着いた雰囲気のあるダーク系インテリアの採用などが行なわれている。

また快適機能の追加として、エンジン始動直後でも素早く暖めるヒーター性能の向上を全車に採用。FA、2WD車を除き、運転席シートヒーターの標準装備、FAを除く4WD/CVT車に助手席シートヒーターを新たに設定した。またクルーズコントロールもスティングレーTグレードに装備した。

スズキ公式サイト

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