会話型AIを活用したテクノロジーを開拓するグローバルリーダー、「セレンスAI」は2025年10月1日、スズキ初のバッテリーEVである「e ビターラ」の車載アシスタント構築のため協業を行なったことを発表した。

この協業を通じて、スズキの新しい自然会話型の車載アシスタント・システムは世界中で提供されることになる。スズキは日本市場でセレンスの車内アシスタントを導入する初の国内メーカーである。
セレンスAIは今回、日本のOEMとの最新の協業を通じて、日本での事業拡大を強化していくとしている。

車載向け次世代音声アシスタント・システム「セレンス・アシスタント」の導入により、スズキ「e ビターラ」には、オーダーメイドの車載アシスタントが搭載されている。会話型AI技術を活用した「e ビターラ」の車載アシスタントは、組込み型ナビゲーションを備え、自然言語の理解により自然な対話が可能で、シームレスに操作することができる。

これによりドライバーはエアコンや室温操作などの主要機能をコントロールし、より自然で快適な車内の操作が可能になる。
セレンスAIのクリスチャン・メンツ最高収益責任者は、「スズキとセレンスAIは、ともに開拓者精神を有しています。この協業は、会話型AIが自動車メーカーとそのエンドユーザーの両方に価値をもたらす新たな例です。e ビターラは優れた性能とパワーに基づく比類ないドライビングエクスペリエンスを提供していますが、このたび当社の技術が搭載されたことで、シームレスな車載アシスタントが実現します。セレンス・アシスタントのe ビターラへの導入は、スズキにとってグローバルでの成長の加速につながり、当社にとっても日本国内での事業拡大の重要な一歩となりました」と語っている。