スズキのインド子会社マルチ・スズキは、小型車「スイフト」のセダンタイプ、新型「ディザイア」を2017年5月16日よりインド国内で発売した。
ディザイアは、エントリー層やセダンへのステップアップユーザー向けのコンパクトセダンとして、2008年3月に販売を開始したモデル。これまでにインド国内で、累計約140万台の販売を記録しており、同社の主力モデルのひとつとなっている。
今回全面改良した新型ディザイアは、2017年より日本や欧州などで販売を開始した新型スイフトと共通の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。軽量・高剛性のボディにより、優れた走行性能と低燃費を高いレベルで両立させるとともに、安全面では今後インド国内で導入される法規にも適合している。
外観デザインはセダンらしい流麗なシルエットを実現するとともに、従来モデルを上回る後席の足元スペースと、ゆとりあるトランクスペースを確保。セダンとしての使い勝手が高められた。
新型「ディザイア」は、インド国内での販売開始に続いて、インド周辺国、中近東、アフリカ、中南米市場への輸出も行なう。