スズキは2020年11月6日、ジムニーの燃料ホースとブレーキパイプの取り付けに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は社内からの報告によるもので、市場での不具合の報告はありません。不具合の内容は、ブレーキパイプの車体への固定位置が正規の位置と異なる位置に組み付けられているため、ブレーキパイプが車体、燃料蒸発ガスパイプと接触するものがあるというものです。
そのため、ブレーキパイプが損傷してブレーキ液が漏れ制動力が低下する、またはパイプが損傷して燃料蒸発ガスが漏れる恐れがあります。
もう1ヵ所は、燃料フィラーホースの組み付け方向が誤っているため、燃料フィラーホースが変形しているものがあるということです。
そのため、そのまま使用を続けると、燃料フィラーホースに亀裂が発生し、最悪の場合、燃料が漏れる恐れがあります。
対策は、該当車両のブレーキパイプは、組み付けを正しい位置に修正し、燃料フィラーホースは新品に交換し、正しい方向で組み付けることになります。
該当車両は2020年7月から9月の間に生産されたジムニーで、合計798台です。