東京モーターショーで、スズキのブースにサプライズ登場したのがアルト・ワークスだ。アルトのターボモデルをベースに、専用にショート・ストロークにチューニングし、シフトチェンジを楽しめるようにした5速MTを搭載している。
もちろんパワーユニットは既存の「R06A型」ユニットだが、最大トルクを向上させ、アクセル操作にダイレクトに反応する加速フィーリングを実現しているという。
サスペンションも専用チューニングされ、コーナリング時の挙動変化を抑え、ダイレクトな操舵感を得られるスポーティな特性としている。
エクステリアは、すでに発売されているアルト・ターボRSがレッドやクロームのアクセントを強調しているのに対し、アルト・ワークスはあえてアクセントを抑制し、フロントではカーボン地に「ワークス」のロゴ、リヤにもアルト・ワークスのバッジを配した程度だ。
インテリアはシンプルな内装仕上げで、ホールド性の高い専用レカロ製シートを装備しているのが注目される。
アルト・ワークスは走りを重視した、最近では珍しい硬派なスポーツモデルだ。東京モーターショーの展示車は参考出品車とされているが、仕上がりから見て発売は遠くない時期と予想できる。