スズキは2017年8月30日、2017年7月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
7月の国内生産は77,331台で前年同月比は102.3%。これで前年同月の推移は7カ月連続での増加となっていて、1〜7月累計台数の580,790台も123.4%という伸びを見せている。輸出向けの増加が数字に表れた結果となっている。
こうした好調ぶりは海外生産も同様で、7月実績は205,272台で前年同月比は110.5%。こちらも7カ月連続の増加となった。当然のように世界生産についても、同様の前年同月比推移となっている。
海外生産の台数を増やしている理由はインド、パキスタン等での生産増加で、単月としては加古最高を記録した。また世界生産も7月としては過去最高となった。
国内販売に目を向けると、軽四輪車はワゴンR、スペーシア、エブリイ等が増加。45,895台を売り上げ、前年同月比は8カ月連続増の110.1%を記録した。1〜7月累計も344,142台となり、前年同期比は108.4%となっている。
一方、登録車はイグニス、バレーノ等が減少したことが響き、9,402台は前年同月比98.2%。2カ月連続の減少となった。数字的には前月とほぼ同じレベルといっていい。ただし1〜7月累計では前年同期比は108.3%と、依然として増加傾向を崩していない。
また販売台数の絶対ボリュームとしては軽自動車が圧倒的に多いこともあり、国内販売の合計では9カ月連続で前年同月を上回る55,297台を販売。1〜7月累計も413,447台で、前年同期比108.4%という順調さだ。
国内から海外への輸出いついては、7月実績が19,242台。これは前年同月比280.2%に達し、9カ月連続しての増加となった。内訳としては欧州、中南米向け等の増加が数字に結びついている。