スズキは2017年7月28日、2017年6月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
スズキの生産台数は、国内、輸出向けが共に増加。今年に入ってから連続して前年同月実績を上回っている。
まず国内生産は81,094台。これは前年同月比は123.3%という好数値だ。1〜6月累計で見ても、503,459台は前年同期比が127.5%となる。
規模が国内のほぼ2倍となる海外生産は、6月は164,191台で前年同月比が115.5%。これはインド等での生産増加による数字で、6月としては過去最高となっている。
1〜6月累計でも、海外生産は1,140,234台と100万台を超えた。インド、タイ等での増加の割合が大きく、こちらも1〜6月累計としては過去最高となった。
当然のように世界生産の括りで見ても好調で、前年同月比が118.0%となる245,285台。1〜6月累計は同114.2%の1,643,693台となった。
国内販売台数は、軽四輪車と登録車でやや明暗が分かれた。軽四輪車はワゴンR、スペーシア、エブリイ等が増加したことで、前年同月比111.6%の48,298台。7ヶ月連続での増加となっている。
一方の登録車は、需要が落ち着いてきたイグニス等が減少。9,841台で22ヶ月ぶりに前年同月を下回り、97.9%となった。
とはいえ1〜6月累計ではスイフト、ソリオの販売増等によって59,903台を販売。これは110.1%と前年同期を1割以上上回る数字で、1〜6月実績としては過去最高を記録している。6月単月の実績は、月単位の揺らぎと見ていいだろう。
合計としても58,139台は、前年同月比109.0%。8ヶ月連続の増加となっている。
輸出台数に関しては、16,395台で前年同月比は173.7%で8ヶ月連続での増加。1〜6月実績も93,447台で180.1%と高いレベルを維持していて、これは欧州向け等が増加が数字に表れた結果となっている。