スズキ 2016年度の特定再資源化物品に関する再資源化等実績を公表

スズキは2017年6月20日、自動車リサイクル法に基づき、2016年度の特定再資源化物品である、ASR(自動車シュレッダーダスト)、エアバッグ類、フロン類に関する再資源化等実績を公表した。

特定再資源化物品は、ユーザーから委託を受けたリサイクル料金によって、適正処理・再資源化を推進するよう、自動車製造業者等に義務付けられている。そのためエアバッグ類、フロン類については、一般社団法人自動車再資源化協力機構に、ASRについては、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(Automobile shredder residue Recycling promotion Team)」に処理を委託。リサイクルが適正、円滑かつ効率的に実施されるようにしている。

スズキが、2016年度の再資源化等に要した費用の総額は27億7,420万円。一方、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は32億4,673万円で、収支は4億7,253万円の黒字となった。

収支を赤字としないことは、将来的な継続を実現するうえで非常に重要だ。今後も中長期的に全体の収支バランスが取れるよう、取り組まれていくことになる。

特定再資源化物品の実績については以下のとおりとなっている。

(1)ASR

ASRの引取量は50,600.3t、取り扱った使用済み自動車は392,998台。再資源化率は実績値97.7%で、2015年度以降の法定基準値70%を2008年度から継続して上回った。

(2)エアバッグ類

エアバッグ類の引取総個数は951,445個、引き取ったエアバッグ類にかかわる使用済み自動車は234,442台。再資源化率は実績値93.5%で、法定基準値85%を上回った。

(3)フロン類

フロン類の回収量は83,816.7kg、取り扱った使用済み自動車は345,239台。

ちなみにARTは、いすゞ自動車、自動車リサイクル促進センター、ジャガー・ランドローバー・ジャパン、スズキ、日産自動車、ボルボ・カー・ジャパン、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、メルセデス・ベンツ日本、FCAジャパン、SUBARU、UDトラックスが提携し結成したチーム。実績やリサイクル施設の基準適合状況は、ARTのホームページを参照。

スズキ 2016年度再資源化等の実績

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