スズキは2017年3月29日、2017年2月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
生産台数は2月も先月と同様、国内、海外ともに増加が続き、国内生産が96,896台で前年同月比153.5%、海外生産が186,561台で同111.6%となった。国内生産は国内向け、輸出向けがともに増加している。
海外生産はインド、パキスタン等が増加したため、2月の生産台数としては過去最高となった。それにともない、世界生産台数も2月としては過去最高の28万3457台を記録。1〜2月累計台数も全体が増加となった。
国内販売もこのところの好調ぶりをキープしている。軽四輪車は前年同月比110.5%の5万3284台で、これは3カ月連続の増加。新型ワゴンRの販売が開始されたことや、スペーシア等の販売増が貢献した結果となっている。
一方の登録車は、9,599台と規模こそ軽四輪車より小さいものの、前年同月比はほぼ同レベルの109.4%。台数そのものも2月としては過去最高となった。これには新型スイフトの販売増による後押しが効いているようだ。
また注目したいのは前年同月比の推移で、増加が18カ月連続して続いている。スズキの勢いの良さを感じさせる数字だ。
輸出台数については、欧州向け等が増加。2月実績は1万7104台で、前年同月比201.5%となっている。4ヶ月連続での増加となった。