スズキは2017年1月30日、2016年12月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
12月の国内生産は6万7662台で前年同月比99.8%。大きな落ち込みではないものの、ここ22カ月連続での減少。そのため2016年1〜12月の累計でも前年比84.7%の79万4244台と、2年連続での減少となった。
海外生産は前月に大幅な増加を見せたが、12月はその反動やパキスタン、インドネシアでの減少もあってか、前年同月比97.8%の15万8609台。2カ月ぶりの減少となっている。ただし2016年累計で見ると基本的には増加傾向で、前年比102.6%の215万1051台。こちらは5年連続で増加している。
世界生産に関しては12月実績で98.4%の22万6271台と2カ月ぶりの減少。2016年累計でも国内生産が減少したことをうけて、294万5295台の97.1%となっている。
国内販売は軽四輪車で見てみると、12月実績としてはスペーシアやエブリイ等が増加したことによって、3万6437台、前年同月比100.3%と、24カ月ぶりに増加となった。しかし2016年実績では、ワゴンRやアルト等が減少したため52万739台の93.0%と2年連続で減少している。
一方登録車はイグニスやバレーノ等の販売増により、12月実績の前年同月比が4万2887台と101.1%となり、2カ月連続の増加。2016年累計で見ても、暦年で初めて10万台を超える10万2129台となり、4年ぶりの増加とともに過去最高を記録した。前年比は133.2%に達していて、このところのスズキの登録車の好評ぶりが数字に表れた結果となっている。
輸出も相変わらず好調だ。12月は欧州向け等が増加し、1万3954台は前年同月比159.9%と大幅かつ2カ月連続での増加。2016年累計では前半の減少傾向が大きかったため、6年連続の減少となってしまったが、それでも前年比93.8%と、ここ2カ月でかなり挽回した形となった。
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