スズキ、Google Lunar XPRIZEに挑戦する民間月面探査チームのコーポレートパートナーに

スズキ株式会社は、世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(グーグル・ルナ・エックスプライズ)」に挑戦する民間月面探査チーム「HAKUTO」と、コーポレートパートナー契約を締結した。

Google Lunar XPRIZEというのは、月面に民間開発のロボット探査機(ローバー)を着陸させ、500m以上移動し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信するというミッションを、いかに早く確実に行なうかを競う、賞金総額3000万ドルという国際賞金レース。1位のチームには賞金2000万ドル、2位のチームには賞金500 万ドルが与えられることになっていて、現在、世界各国から16チームがエントリーしている。 このGoogle Lunar XPRIZE のミッション達成に向け、スズキはHAKUTOが開発するローバーへの技術支援も検討している。コーポレート契約は、株式会社ispaceとの間で結ばれ、日本初、そして日本から唯一参加している。

HAKUTO のローバー(プリフライトモデル3)

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2015年1月、月面ミッションを達成できる能力のローバーを開発した技術力が評価され、Google Lunar XPRIZE 中間賞のモビリティ部門を受賞している。このプリフライトモデル3による実験結果を元にさらに改良を加え、実際に打ち上げられるフライトモデルが製作される。

ミッションを確実に達成するためには、打ち上げ費用に直結するローバー自体の軽量化と、レゴリスというパウダー状の砂で覆われた月の表面をスリップすることなく確実に走行できる走破性が大きな課題となる。そこでスズキは軽量化技術やトラクション制御技術など、小さなクルマづくりや四輪駆動車の開発で培ってきた技術の活用を予定している。

HAKUTO について詳しくはこちら。
http://team-hakuto.jp/

Google Lunar XPRIZE について詳しくはこちら。
http://lunar.xprize.org/

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