スズキは2018年6月28日、2018年5月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
■生産
5月に国内で生産された台数は76,159台で、これは前年同月比107.6%。前年同月比は4カ月ぶりに増加傾向へ転じた。内容としては国内向け、輸出向けがともに増加する結果となった。
ただしここ3カ月の減少推移のせいで、1〜5月の合計台数となる2018年累計は、409,837台で前年同期比97.0%。この先、どこまで数字を回復できるか興味深い。
対する海外生産は、相変わらずインド、パキスタン、タイ等で増加が続いていて、単月としては過去最高の台数を記録している。5月実績の235,393台は、前年同月比で116.2%。17カ月連続して前年同月比を上回った
海外生産の伸びに支えられる形で、世界生産も311,552台は前年同月比が17カ月連続増の114.0%。5月としては過去最高の台数となっている。また2018年累計でも、1,500,844台は前年同期比107.3%と好調を示している。
■販売
国内販売に目を移すと、軽四輪車の5月実績は43,797台で、これは前年同月比で104.7%。2カ月連続の増加となった。新型スペーシア、エブリイ等の販売が増加している結果だ。
登録車は絶対台数こそ軽四輪車の1/4程だが、10,292台は前年同月比で120.0%。こちらは9カ月連続しての前年同月比増加で、新型クロスビーの上乗せ、スイフトの増加が効き、5月として過去最高の台数となった。
合計では54,089台が販売された形となり、これは前年同月比107.3%で、2カ月連続しての増加。順調な販売が続いているといっていいだろう。
■輸出
輸出はここ4カ月減少していたのに対し、今月は19,587台で前年同月比は192.1%と大幅躍進。2018年累計で見ても、77,314台は前年同期比100.3%となり、一気に100%を超えることとなった。