スズキは2018年3月29日、2018年2月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
スズキの生産台数は、ここ13ヶ月間連続で前年実績を上回るペースだったが、2月の国内生産は82,035台で、前年同月比は86.2%と久々に前年度の実績を割り込んだ。これは国内向け、輸出向けがともに減少したことによる。
ただし海外生産は相変わらず好調で、211,090台は前年同月比113.1%。インド、パキスタン、タイ等での生産台数が増加していて、単月としては過去最高を記録している。
また世界生産も海外生産の増加に引っ張られる形となり、293,125台は前年同月比で104.0%。これは2月としては過去最高となる。海外生産、世界生産ともに、14ヶ月連続しての前年同月比増加となった。
国内販売については、2月は軽四輪車の販売台数がハスラー、ワゴンR等の減少によってやや落ちていて、52,429台は前年同月比で98.4%。15ヶ月ぶりの減少とはなったが、落ち込み幅はそれほど大きくはなく、ほぼ前年並みと見ていい数字だ。
一方、登録車の2月実績は1万台を上回り10,874台。前年同月比は113.3%となり、6ヶ月連続しての増加となった。内容的には新型クロスビーの上乗せやソリオの増加等が数字に表れた形で、2月としては過去最高台数となった。
軽四輪車と登録者を合わせた国内販売は、63,303台で前年同月比は100.7%。微増とはいえ16ヶ月連続して増加が続いている。
輸出の2月実績は13,778台。欧州向けが減少したことから、前年同月比は80.6%と2ヶ月連続の減少となった。1〜2月累計で見ても、23,695台は前年同期比86.9%となっている。