スズキは2017年12月27日、2017年11月の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
2017年に入って好調を続けているスズキの国内生産だが、11月実績でも83,909台となり、前年同月比は129.7%という高い数字を維持。1月からの累計台数905,844台も、前年同期比が124.7%となっている。内容的にも国内向け、輸出向けが共に増加しての結果だ。
海外生産は絶対的なボリュームが208,812台と大きいため、割合を示す数字はやや地味になる。それでも前年同月比103.1%は、こちらも11カ月連続して増加を続けている計算で、単月としては過去最高の台数だ。好調の主な要因は、インド、インドネシア、パキスタン等での増加となっている。
国内生産、海外生産が共に増加しているため、世界生産も292,721台は11月として過去最高。前年同月比は109.5%で、やはり11カ月連続増となった。
もちろん生産の好調は、販売の好調に支えられている。11月の国内販売は、軽四輪車が44,404台で、これは前年同月比が102.3%。12カ月連続して増加を続けている。ワゴンR、スペーシア、エブリイ等が増加したのがその原因だ。
また1〜11月累計は517,772台。こちらは前年同月比106.9%となった。
登録車に関しては、スイフト等が増加したことにより、11月として過去最高を更新する7,740台を販売。前年同月比は104.3%を記録している。
1〜11月累計についても101,796台に達した。この時点で10万台をオーバーというのも、一つの好調の証といっていいだろう。前年同期比は106.4%となった。
輸出の11月実績は前月と同様に、欧州、中南米向け等が増加。19,720台という台数は、前月のような2倍超の前年同月比を記録するまではいかなかったものの、それでも168.6%で2カ月連続での大幅増加となった。1〜11月累計も186,570台となり、179.8%という高い値を示すこととなった。