2014年4月20日、スズキは同日から開催された北京国際モーターショーに、世界初公開となるCセグメントセダンのコンセプトモデル「Concept ALIVIO(コンセプト アリビオ)」と、中国初公開のコンパクトSUVのコンセプトモデル「iV-4」を出品した。
世界初公開となる「Concept ALIVIO」は、2013年4月の上海モーターショーに出品されたコンセプトモデルの「AUTHENTICS(オーセンティックス)」をベースに、量産に向けて煮詰めたファイナルコンセプトモデルだ。その特徴は、全高を抑え、ワイドな安定感のあるスタイリング、滑らかな曲面と鋭いキャラクターラインを組み合わせた上質でスポーティーなデザインのCセグメントセダンとなっている。
軽量化や摩擦抵抗の低減により出力向上と低燃費を両立させた1586ccの直列4気筒・DOHC・16バルブVVTガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは新開発の6速ATを組み合わせている。ボディサイズは全長4545mm×全幅1730mm×全高1475mm。
「iV-4」は2013年秋のフランクフルトモーターショーに出展されたコンセプトモデルで、アジアで初披露となる。スズキのSUVの伝統を踏襲しながら、イルミネーショングリル等の先進性を取り入れたデザインを採用。次世代AWDシステム「ALLGRIP」を採用し、コンパクトSUVとしての力強いデザインと走破性を両立させたコンセプトモデル。
スズキは、この「Concept ALIVIO」をベースにした量産モデルを2014年中に、また「iV-4」をベースとした量産モデルを2015年中に、中国の合弁企業である重慶長安鈴木汽車有限公司で生産・販売開始する計画だ。中国市場において最大のボリュームを占めるCセグメントセダンと、近年人気の高いSUVを投入することで中国でのマーケット拡大を図る。