スズキは2012年11月5日、スイフトの特別仕様車「スイフト RS」の仕様を一部変更して、同日より発売した。今回は高速走行時や長距離ドライブをサポートするクルーズコントロールシステム、手元でシフト操作ができるパドルシフト(CVT車)、リヤディスクブレーキ(2WD車)を新たに採用。またリヤコンビネーションランプやシート表皮のデザインを変更して、スポーティなイメージを高めることを訴求している。
この RSは2011年11月に設定された特別仕様車で、欧州仕様のチューニングを施した足回りと、エアロスタイルの採用で個性を演出している。具体的には減衰力を高めたダンパーや、旋回時の応答性を高めたタイヤを装着。高速走行時の直進安定性を重視した設定のパワーステアリングコントローラーも採用する。
外観ではフロントスパッツやサイド&リヤのアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラー(一部販売店装着オプションを含む)を備えたほか、フォグランプやLEDサイドターンランプ付きドアミラー、16インチアルミホイールも特別装備。特別設定色のプレミアムシルバーメタリックをはじめ、全5色を設定している。
以下、仕様変更のポイントを機能面から補足すると、まずは約45km/h?100km/hの間で設定が可能なクルーズコントロールシステム(写真上左)を新たに装備。次にCVT車に、ダイレクトで素早い操作が可能な7速マニュアルモード付パドルシフト(写真上右)を採用。さらに2WD車にもリヤディスクブレーキを標準で装備した。ちなみに4WD車は従来から標準装備となっている。
次にデザインに目を向けると、メーカーオプション設定とされているオートライト付きディスチャージヘッドランプの内部をメタリックグレー塗装とし、精悍な印象を演出(写真上左)。また単眼の大型ストップランプを内蔵した、スポーティな印象のリヤコンビネーションランプ(写真上右)に変更。さらにシルバーステッチを施したブラック基調の専用ファブリックシート表皮を新たに採用している。
消費税を含むメーカー希望小売価格は以下の通りで、いずれも2.1万円のアップとなっている。