2025年1月中旬、青森・酸ヶ湯温泉周辺でSUBARUレイバック&クロストレックに試乗することができたのでお伝えしよう。
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レヴォーグ・レイバックはレヴォーグの派生モデルで、スポーティな要素を抑え、上質さを追求したレヴォーグの上級モデルという位置付けだ。だから背負うコンセプトは異なるため、単純なヒエラルキーの上下関係ではないことを理解しておく必要はある。
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【試乗記】スバル レヴォーグ・レイバック 大人感のある快適ドライブと課題のある装備
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そのレイバックのパワーユニットはレヴォーグと同じCB18型の環境エンジンを搭載したフルタイムAWDで、車高を少し高くしている。レヴォーグがスポーツワゴンの系譜なら、レイバックはクロスオーバー系になる。そしてまもなくアウトバックがなくなるため、スバルのトップエンドに位置付けられてくるのだ。
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そうしたプロダクトが背負う背景が変化していることからも、同じパワーユニットを搭載しつつも乗り味やドラビリは違う味付けになっている。レイバックは大人な乗り味で、ゆったりとくつろぎが得られるモデルというわけだ。
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レイバックの標準装着タイヤがオールシーズンタイヤであり、コンフォートな乗り心地が常に提供され、それでいて、微小舵角の操舵にもきちんと反応するあたりはSUBARUらしさと言える。エンジンのレスポンスもよく、ターボラグがないとは言えないがイラッとするようなことはない。
またCVT制御はステップATのようにレスポンスするので、あの加速フィールとのズレをイメージさせるラバーバンドフィールは感じない。もちろんAWDの安定感はバツグンで、雪上であっても安定した走りが提供されている。
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今回の試乗では雪道のコンディションがドライ路面へ変わって行く途中で、雪上テストとしては物足りなく、ほぼ舗装路インプレッションになってしまったのは残念だった。1月の青森・酸ヶ湯温泉でこうした天候になってしまうこと自体が温暖化の象徴なのかもしれない。
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さて、クルマを乗り換えてクロストレックのストロングハイブリッドに変更。このストロング・ハイブリッドは、スキー場の特設コースで走行して以来の試乗で、公道を走行するのは今回が初めて。
スバル クロストレックに待望のストロングハイブリッド搭載【試乗レポートあり】
まずは乗り心地の良さ、アジリティの気持ちよさ、そして力強い加速が印象に残った。乗り心地ではハイブリッドになったことで車重が重くなり、特設コースではリヤダンパーのバンプラバーの当たり方が気になる部分であったが、ストリートではそうした大きな荷重がかかる場面はなく、すこぶる快適な乗り心地だと感じた。
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そしてステア応答や微小舵での反応はよく、このあたりがSUBARUらしさとして響いてくる。レスポンスが良いとスポーツカーと比較しがちだが、クロスオーバーモデルでもこのレスポンスは気持ち良い。つまり、車格に見合ったナチュラルなレスポンスだからで、思ったように動いてくれる気持ちよさがあるというわけ。
レスポンスのスピードをたとえばBRZと比べれば、数値的には違いがでてくるかもしれないが、人が感じるレスポンスは車格に見合ったレスポンスが重要で、そのフィールづくりのうまさを体感する。
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そして新しいパワーユニットは、スポーツカーと比較するのではなく、ドライバーの意図に対するレスポンスが正確で、力強さを感じさせてくれるのだ。緩加速からの踏み込みでその違いは明確になる。アクセルペダルを踏み込んだ瞬間、スッと加速する姿勢が良い。
また発進時にEVで動き出したり、低負荷になるとEV走行したりと、かなりEV走行を意識した制御になっていると思う。もちろんアクセルの踏み込み量とスピードを上げて踏み込むと、力強いフル加速を体感することができる。
Cセグメントのコンパクトクロスオーバーながら、そうしたダイナミック性能はスポーツカーを引き合いに出したい気持ちもあるし、人が要求した動きに素直に、そして期待通りに動く気持ちよさの作り込みが美点だと感じる。
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稀に、ステア応答は敏感なのに、アクセルレスポンスは鈍感、あるいは早開き制御になっているモデルもあり、そうしたクルマを動かす操作類の加速度が統一されているのが素晴らしいと思う。同じ加速度という意味ではなく、比率を変えることで、ステア応答とアクセル加速がマッチし、ブレーキ減速もマッチした動きになっているということだ。
そうした中でモーターの瞬間レスポンスを味付けにつかっているあたりが他車のストロングハイブリッドと違ったポイントになると感じた。
レイバック諸元
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レイバック価格
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クロストレック諸元
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クロストレック価格
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