富士重工業は2011年9月に開催されるフランクフルトモーターショーで、ニューモデルの「スバルXV」を初公開すると発表した。スバルXVは、同社が提案する新世代のCセグメントのクロスオーバーSUVとされる
2011年4月の上海国際モーターショーにはコンセプトカー「SUBARU XV CONCEPT」として出展されたが、フランクフルトで公開されるのは量産モデルだ。ベースになっているインプレッサとXVの相違点は大径タイヤの採用、車高のアップ、フロントグリルやリヤフィニッシャーのデザインなどである。
注目すべきは、車名にインプレッサの名称がなく、スバルXVと名付けられていることだ。その意味はインプレッサ・シリーズとは切り離し、XVは独立したCセグメントのクロスオーバーカーとしているということだ。
これまではインプレッサ・ファミリーとして展開してきたWRXも、今後は独立ブランドとする予定で、このXVも同様の発想なのだ。このような戦略により、スバルにとって悲願のグローバルCセグメントの一角にポジションを築こうとしていることを伺い見ることができる。