【スーパー耐久2024】SUBARU WRX S4は新技術にフォーカスした開発車両で参戦

スバルは2024年7月25日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2024第3戦のオートポリスに、かねてから予告していた新開発の車両「HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPT(ハイパフォーマンス エックス フューチャー コンセプト)」でST-Qクラスに参戦する。

この新開発車両は第2戦フジ24時間レースに出場予定であったが、開発が遅れ第3戦からの出場となっている。エクステリアはWRX S4のボディだが、あくまでも新技術にフォーカスした開発車両という位置づけだ。

スバルはこれまでBRZをベースに、自然吸気の2.4L水平対向4気筒エンジンにカーボンニュートラル燃料を使用し、スーパー耐久シリーズ2022から参戦。技術部のエンジニアがチーム「Team SDA Engineering」を構成し、モータースポーツで求められる短いサイクルで仮説と検証を繰り返すという短期間の開発を通じてエンジニアを育成し、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を進めてきた。

今回のHIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPTは、WRX S4の4ドアセダンをベースとし、レース用にチューンした水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。駆動方式はシンメトリカルAWDを採用している。

AWDシステムは、かつてWRX STIに搭載されていたDCCD[ドライバーズコントロールセンターデフ]方式AWDをベースに改良を加えている。また組み合わされるトランスミッションは6速MTだ。

2.4Lの4気筒ターボエンジンは、300ps以上、最大トルクは400Nm以上を発生するとされ、ST-Qクラスでは、日産フェアレディZ(カーボンニュートラルフュエル仕様)に次ぐ戦闘力を備えていると推測することができる。

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