富士重工業は、FA20型2.0L水平対向4気筒直噴ターボの「DIT」エンジンが、アメリカで「2016 ワーズ 10ベストエンジン」賞に選出されたことを発表した。
今回、DITエンジンが選ばれた10ベストエンジン賞は、アメリカの自動車専門メディアのワーズ社が主催するもので、毎年アメリカで販売されている量販車のエンジンから選出。条件は販売価格が6万1000ドル以下の車両に搭載されているエンジンで、エンジンの出力やトルク、ドライバビリティ、燃費、振動、騒音などについて評価される。
スバルがこの賞を受賞するのは、2003年と2009年のEJ25型2.5L水平対向4気筒ターボ、2012年のFA20型2.0L水平対向4気筒、2014年のFA20型2.0L水平対向4気筒直噴ターボに続き、2年連続5度目となる。
そして、10ベストエンジンを受賞したFA20型DITエンジンは、アメリカではWRXに搭載されているもので、最高出力268hp(272ps)、最大トルク258ib-ft(350Nm)という高い動力性能を発揮。その一方で、ハイウェイ走行で28MPG(マイル・パー・ガロン:1ガロンあたりのマイル走行距離)の優れた環境性能も両立。これらの点が評価され、ノミネートされた31のパワートレーンのなかから栄えある賞に選ばれた。